「銀座百点」

「銀座百点」8月号に、エッセイ「とても恐ろしい経験」が掲載されています。
http://www.hyakuten.or.jp/
銀座の加盟店では無料で配布されている冊子のようです。1冊からでも購入可なので早速申し込んだところ、ずいぶん紙質が良い(広告がオールカラー)、思っていたのより立派なものが届き、ちとびっくり。綾辻さんのエッセイは、三ページにわたって書かれていました。銀座で遭遇した恐ろしいなにか‥のオチは最後にあるのですが、ページのほとんどはいわゆる「綾辻怪談理論」について。あまりに恐ろしい出来事に遭遇すると、精神の均衡を保つために“それ”を忘れてしまおうと自己防衛が働くのでは、という例の説です(去年の「怪談の宴」でもこのことについて語られた模様)。私はこの説、『竜の眠る星』(by 清水玲子)のエレナを思い出しますね(ぜんぜん怪談じゃないけど)。いやあ、あの最終巻は切なさ200%だったなあ。