第10回本格ミステリ大賞候補作

小説部門 候補作(タイトル50音順)
『Another』綾辻行人角川書店
追想五断章』米澤穂信集英社
『花窗玻璃』深水黎一郎(講談社
『密室殺人ゲーム2.0』歌野晶午講談社
『水魑の如き沈むもの』三津田信三原書房
評論・研究部門 候補作(タイトル50音順)
『アジア本格リーグ』島田荘司選(出版企画に対して)(講談社
『英文学の地下水脈』小森健太朗東京創元社
『戦前戦後異端文学論』谷口基(新展社)
都筑道夫ポケミス全解説』小森収編集(フリースタイル)
『ミステリ・ジョッキー2』綾辻行人有栖川有栖講談社
綾辻さんは、小説部門と評論・研究部門、両部門でノミネートされるという快挙を成し遂げました。ぱちぱち。『Another』が、本格ミステリとして会員の皆さんにどのように評価されるのか、結果を楽しみに待ちたいと思います。個人的には、作者ご本人が「本格ミステリとしてももちろん読めるけど、まずはホラーと思って楽しんでほしい」とおっしゃってた作品なんで、ちと複雑な気持ちもあったりして。もちろん今回のノミネートは嬉しいんだけど、ね。
公開開票式は、5月15日(土)です。